第1章 参考情報を整理しておく

1.1 Docker っていったい何なんだ!?

私がはじめて業務で docker を使いはじめたのは2016年ごろだったと思います。当時新しい開発案件が来たのを機会に開発環境の構築を見直そうという流れがあり docker の導入をこころみました。当時は docker 自体の活用の仕方がわからなったり docker 自体も不安定なところがあり 作業が楽になるどころが非常に辛い状況だったと記憶があります。

2020年の現状は docker を活用して開発環境を構築するのは身近になり docker 自体も安定し、参考資料も随分ふえました。この資料では具体的な使い方を通して基本的な docker の概念をつかめるようにしようと思います。ここでは開発環境の提供部分に焦点を当てています、公開環境での docker 活用についてはまた機会があれば記事を書こうと思います。 

1.1.1この記事の対象者

  • 基本的な web アプリケーションの仕組みは理解できている
  • ある程度のプログラミングの素養がある
  • PC の環境が Mac である

1.1.2 目次

  • 第1回目: 参考情報を整理しておく
  • 第2回目:  Docker の準備
  • 第3回目:  Docker になれるためには
  • 第4回目:  Dockerfile で挙動を再認識
  • 第5回目:  docker-compose の活用例 (Perl)
  • 第6回目:  docker-compose の活用例 (Perl Web)
  • 第7回目:  docker-compose の活用例 (Node.js)
  • 第8回目:  docker-compose の活用例 (Vue.js)
  • 第9回目:  docker-compose の活用例 (Nuxt.js)
  • 第10回目:  代表的なコマンド事例

1.2 新しいソフトウェア技術を試す場合に一番初めにやること

1.2.1 公式webサイトをチェックする

新しいソフトウェア技術を試す場合、確実なのは公式webページを参考にするとよいです。

今読んでいるような技術系のブログの場合ブログが書かれてから時間が立ってしまって情報が古くなったり、ブログの記事自体が間違っている場合もあります。公式ページを参考にする習慣をつけておくと結果的に技術の習得は早いと思います。

1.2.2 関連サイトの一覧

  • wiki - <https://ja.wikipedia.org/wiki/Docker>
  • docker - <https://www.docker.com/>
  • docker hub - <https://hub.docker.com/>
  • docker docs - <https://docs.docker.com/>

1.2.3 書籍をチェックしておく

体系的に概要をつかむための選択肢として書籍の選択肢も良いと思います。

書籍は大抵の場合章立て形式なので目次を読むと概要がわかるということと信頼できる出版社からの記事は著者に加えて編集者もはいっているので最低限度の品質は保たれていると思います。

1.2.4 関連書籍の一覧

  • Docker - <https://www.oreilly.co.jp/books/9784873117768/>
  • 入門 Kubernetes - <https://www.oreilly.co.jp/books/9784873118406/>

1.3 まとめ

  • 書籍の情報は3年も過ぎると陳腐化するのである程度割り切って付き合う
  • webの情報は様々な情報が溢れているので公式サイトを頼りにするのが間違いはない
  • 最近のwebブラウザは日本語翻訳機能が進化してきたので上手に活用

1.4 次回

参考情報を用意しておくのは地味な行為ですがこの一手間が後になって効いてきます。

次回は実際に docker をインストールしてみましょう。