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[Docker 初心者向け] Docker を活用して開発環境を整えよう (第4回)

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第4章: Dockerfile で挙動を再認識 docker hub に存在する image を活用すれば一瞬で新しい環境がつくれてとても便利です。実際に開発を進める場合は docker hub に存在する image に開発に最適な条件をくみあわせることが多いですがその時に場当たり的にコマンドを手動でうちつづけると再現性がよくありません。そういう場合は Dockerfile を活用します。 docker 環境の題材について 今回はプログラミング言語 Perl を題材にしています。Perl を選んでいる理由は私が Perl で開発の仕事をしているのでその辺はご容赦ください。基本的にどのプログラミング言語でも考え方は共通すると思うので、他の言語で構築される場合も参考になるかと思います。ご要望があればまたの機会で別の言語での構築方法も紹介したいと思います。 取り扱っているツールについて少し説明 Perl 5.32: プログラミング言語アプリケーション、2020/12月現在で最新版 plenv: Perl をバージョンごとにインストールするためのアプリ cpanm: Perl の拡張モジュールをインストールするためのアプリ Carton: Perl の拡張モジュールのインストール状況を管理するためのアプリ Mojolicious: Perl製の Web アプリケーション開発フレームワーク 4.1 作成する docker 環境の概要について 最終的に ctr-dev-perl-5.32.0 コンテナの中に入って作業ができる状態にする 配布するのは Dockerfile のみとして Dockerfile を起動すればコンテナが再現できるようにしたい Perlバー

[Docker 初心者向け] Docker を活用して開発環境を整えよう (第3回)

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第3章 Docker になれるために 3.1 仮想空間というややこしい言い方 Docker とはなにかの話になると仮想や空間などというキーワードが出てきます。コンテナ型の仮想化という表現もされることがあります。「空飛ぶ自動車」という言葉なら空を飛んでいる自動車なんだとイメージができますが、「コンテナ型の仮想化」や「仮想空間」などという言葉はあまりにも日常からはなれている言葉なのでこういう言葉が話を分かりにくくさせている原因だと思います。 まずは図で表現して、コマンドラインを実行する形式で慣れていきたいと思います。 3.2 Docker の存在を確認する 最初に Docker アプリケーションのインストールをしました。通常アプリケーションというはオペレーションシステムが存在している前提でインストールするものですから、概念を図で表現すると下記のようなことになるかと思います。図を見るだけではなかなか腑に落ちないので実際にコマンドを叩きながらひとつづつ確認してゆきましょう。 3.2.1 パソコン上にDockerが存在する概念図 +--------+ | Docker | +--------+ +------------+ | OS (Mac) | +------------+ 3.2.2 コマンドの解説 docker --version - docker のバージョン情報 (ハイフンつけると違う表示) docker - docker で使えるコマンドの一覧が表示 3.2.3 Docker の存在を確認する例 (バージョンは日々更新されてるので最新にしておく) % docker --version Docker version 20.10.0, build 7287ab3 (指定がない場合は help 的な案内がでる) % docker 3.3 Docker のイメージを取得 docker image pull コマンドを使い、実際に docker hub に公開されている公式イメージを取得してみます docker はイメー

[Docker 初心者向け] Docker を活用して開発環境を整えよう (第2回)

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第2章 Docker の準備 2.1 Docker の対応状況 もともとは Linux 上で提供されはじめた docker ですが、現在は Mac, Windows も対応しています。ここでは Mac に絞って紹介します。 2.2 Docker のインストール 2.2.1 メールアドレスを準備 登録用のメールアドレスを準備しておきましょう。現在は Docker をインストールするときに docker hub に登録するように迫られてきますので、 docker hub にも登録しておきます。 2.2.2 インストールは公式ページから インストールの順番 公式ページから Get started をクリックし指示通りにインストール docker - <https://www.docker.com/> Docker Desktop を選択 途中 docker hub の登録を迫られるので登録してよいメルアドを登録 2.3 インストール完了の確認 インストールが終了するとターミナルからコマンドライン操作が使えるようになるので確認しておきましょう。 インストールが終了したら下記のコマンドを打ち込んでみましょう、ちなみに私の環境では下記のような内容になりました。 2.3.1 コマンドの解説 docker version - docker のバージョン情報 docker-compose version - docker-compose のバージョン情報 2.3.2 インストール完了確認の例 % docker version Client: Docker Engine - Community (...省略) % docker-compose version docker-compose version 1.27.4, build 40524192 (...省略) 2.4 まとめ コマンドラインで homebrew などを使いインス

[Docker 初心者向け] Docker を活用して開発環境を整えよう (第1回)

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第1章 参考情報を整理しておく 1.1 Docker っていったい何なんだ!? 私がはじめて業務で docker を使いはじめたのは2016年ごろだったと思います。当時新しい開発案件が来たのを機会に開発環境の構築を見直そうという流れがあり docker の導入をこころみました。当時は docker 自体の活用の仕方がわからなったり docker 自体も不安定なところがあり 作業が楽になるどころが非常に辛い状況だったと記憶があります。 2020年の現状は docker を活用して開発環境を構築するのは身近になり docker 自体も安定し、参考資料も随分ふえました。この資料では具体的な使い方を通して基本的な docker の概念をつかめるようにしようと思います。ここでは開発環境の提供部分に焦点を当てています、公開環境での docker 活用についてはまた機会があれば記事を書こうと思います。  1.1.1この記事の対象者 基本的な web アプリケーションの仕組みは理解できている ある程度のプログラミングの素養がある PC の環境が Mac である 1.1.2 目次 第1回目: 参考情報を整理しておく 第2回目:  Docker の準備 第3回目:  Docker になれるためには 第4回目:  Dockerfile で挙動を再認識 第5回目:  docker-compose の活用例 (Perl) 第6回目:  docker-compose の活用例 (Perl Web) 第7回目:  docker-compose の活用例 (Node.js) 第8回目:  docker-compose の活用例 (Vue.js) 第9回目:  docker-compose の活用例 (Nuxt.js) 第10回目:  代表的なコマンド事例 1.2 新しいソフトウェア技術を試す場合に一番初めにやること 1.2.1 公式webサイトをチェックする 新しいソフトウェア技術を試す場合、確実なのは公式webページを参考にするとよいです。 今読んでいるような技術系のブログの場合ブログが書かれてか

スポンサー活動報告「PyCon Kyushu in Okinawa 2019」

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沖縄でPyConKyushuイベントに参加しました。 2019/05/18(土)沖縄の琉球大学にてPyCon Kyushu 2019 Okinawaが開催されました。 イベント内容の詳細については下記イベント募集ページ参考 https://pycon-kyushu.connpass.com/event/120758/ 今回のイベントは実行スタッフのほとんどが琉球大学の生徒を中心におよそ半年ほどの準備期間を経て開催にいたり、イベント参加者総数(スポンサー招待枠など含み)およそ160人ほどになりほぼ当初の予定通りの動員数となり、大成功となりました。 琉球大学 メイン会場 サブ会場 PyConKyushuとの関わり 今回のPyConイベントにおいてBecom株式会社としてはシルバースポンサーとして協賛をしています。前回の2018福岡から少額ながら協賛を行なっております。 沖縄で開催するまでの経緯 もともとPyConKyushuイベントというのは本家のPyConJP2017イベントにBecom代表の日下部が参加した際、イベント懇親会において九州地区の参加者たちと意気投合し、九州地区に特化したPyConイベントを開催してみてはどうかという話から始まりました。その際にイベント開催にむけての協力者の1人沖縄のちゅらデータ代表、真嘉比さんとの約束の元、構想から2年の月日を経てイベント開催が実現する運びとなりました。 現地スタッフに感謝 今回のイベントにおいての功労者といえば実行委員長という大変な役回りを引き受けていただいた多和田さんに感謝です。彼と私が知り合った時はまだ大学生で現在はちゅらデータでつとめている将来有望な若手エンジニアです。この若さで関係者含め200人規模のイベントの切り盛りをするのは大変はストレスだったと思いますが、見事イベント終了まで弱音を吐くことなく任務を完了しました。おつかれさまでした。そしてもう1人、今回の沖縄イベントを開催するにあったって重要なパイプ役となった鈴木さん(株式会HugkunData代表)です。大変な役回りありがとうございました。 新しい試み 実は今回、イベント会場沖縄と福岡を動画で中継するという「PyCon Kyushu 2019 Okinawa 福岡サテライト」という実

スポンサー活動報告「CorneliusCockBlue(s) #5」

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舞台直前から舞台の開始 様々な準備を経てようやく舞台開始日を向けることができます。大抵の場合舞台は1日で終わることはなく4日~5日間ほどの間にかけて昼1回、夜1回のような形で行われることが多いです。 メンバー紹介: 西田彩夏 CCB副代表 脚本/出演/演出助手/制作 ツイッター: https://twitter.com/0822_ayaka 略歴: https://corneliuscockblues.amebaownd.com/pages/1857254/PROFILE 舞台ができるまで マスダ: 「ウチは当日の朝に搬入ですね」 CCBは基本は自分たちの舞台は自分たちで作り上げるスタイルです。舞台会場に必要な道具など一式を搬入するところから始まります。衣装などもよほど特殊な衣装以外は自前で用意することが多いみたいです。特殊な衣装は、東京衣装  https://www.tokyoisho.co.jp/  のようなところにおねがいすることもごくたまにあるようです。 マスダ: 「見にきてくれるだけでいいんですよ」 お客さんが舞台を見に来るときは菓子折りを差し入れに持ってくることがよくあります。 慣例的にそういう感覚があるお客さんは多いです。マスダさん流は差し入れは基本的にはもってこなくていいよということらしいです。このへんはマスダさん流のお客様へのやさしさからきている感覚かもしれませんね。 舞台の準備完了 マスダ: 「10分前に円陣組んでみたいなのやらないんですよ」 舞台が始まる直前に小劇場の世界では「気合入れ」といってみんなで円陣を組んで掛け声をかけるというものがあります。CCBに関してはあえてこのような事はしていないらしいです。マスダさん流の形骸化しているんじゃないかい?という問いかけでもあるようです。 マスダ: 「めちゃくちゃドライです」 とにかくCCBという団体は舞台をするために必要なことをやっていく慣例的にとか、周りがそうやっているからではなく、常に自分たちが良いと思っている事を実行し続けるストイックな姿勢で舞台の準備もすすめられます。 舞台の開始から終了まで マスダ: 「ちゃんと5分前にはお客さん全員揃っている」 小劇場では告知している舞台の開始時間より少しおくれて開始されてることがあったりします。

スポンサー活動報告「CorneliusCockBlue(s) #4」

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宣伝活動、必要な予算 舞台に限ったことではありませんが、作品を作っただけで勝手に人が集まってくれるということはなかなかありません。小劇場で活動する方達は集客を行うのにどのようなやり方を行なっているのでしょうか、またどんな規模感で舞台が行われているのかも興味深いところですね。 メンバー紹介: 門間裕也 出演/飲食会幹事/稽古場管理/大道具補助/ピザーラ ツイッター: https://twitter.com/monmayuya0116 略歴: https://corneliuscockblues.amebaownd.com/pages/1857254/PROFILE 宣伝活動の方法 マスダ: 「いま、SNS全盛ですから」 小劇場の告知というは大手の配給会社のついた映画のようにテレビやラジオなどのメディアで宣伝することはないです。過去においては一部の方の口コミによるところが大きな部分でした、昨今はスマホの普及にともないツイッターなどに代表されるSNSと呼ばれるサービスを活用したり、小劇場のチケット販売サービス「コリッチ」 https://stage.corich.jp/  を活用しているようです。 マスダ: 「楽してお客さん入ってくれないですよ」 スマホが普及した時代とはいえ、ネット上に情報を流すだけではダメでやはり口コミによるところが大きいようです。時間を見つけては居酒屋さんにチラシを置いてもらったり、顔を突き合わせての宣伝が一番有効なことには変わりはないようです。 入場料の決め方 マスダ: 「ある程度の価格設定でやってちゃんとしたものを」 小劇場においては3,000円前後の入場料が多いようです。お客さんのことを考えればチケット代は安いにこしたことはないですが、あまり安くし過ぎても運営予算が厳しくなるので、この辺の価格設定のバランスはこの価格が正解というのは一概にはいえないものがあるようです。 予算確保の取り組み マスダ: 「低予算でも面白い舞台は面白いし」 イベントの運営費を捻出する方法にお客さんから入場料をいただくやり方とスポンサー(協賛)をつけるやり方と二つあります。小劇場においても協賛を募って運営費用を確保する方法というのはとられているようです。CCBにおいてはそれに加えてオリジナルのグッツ販売、出演者とのチェキ