宣伝活動、必要な予算

舞台に限ったことではありませんが、作品を作っただけで勝手に人が集まってくれるということはなかなかありません。小劇場で活動する方達は集客を行うのにどのようなやり方を行なっているのでしょうか、またどんな規模感で舞台が行われているのかも興味深いところですね。

メンバー紹介: 門間裕也

出演/飲食会幹事/稽古場管理/大道具補助/ピザーラ
ツイッター: https://twitter.com/monmayuya0116
略歴: https://corneliuscockblues.amebaownd.com/pages/1857254/PROFILE

宣伝活動の方法

マスダ: 「いま、SNS全盛ですから」
小劇場の告知というは大手の配給会社のついた映画のようにテレビやラジオなどのメディアで宣伝することはないです。過去においては一部の方の口コミによるところが大きな部分でした、昨今はスマホの普及にともないツイッターなどに代表されるSNSと呼ばれるサービスを活用したり、小劇場のチケット販売サービス「コリッチ」https://stage.corich.jp/ を活用しているようです。
マスダ: 「楽してお客さん入ってくれないですよ」
スマホが普及した時代とはいえ、ネット上に情報を流すだけではダメでやはり口コミによるところが大きいようです。時間を見つけては居酒屋さんにチラシを置いてもらったり、顔を突き合わせての宣伝が一番有効なことには変わりはないようです。

入場料の決め方

マスダ: 「ある程度の価格設定でやってちゃんとしたものを」
小劇場においては3,000円前後の入場料が多いようです。お客さんのことを考えればチケット代は安いにこしたことはないですが、あまり安くし過ぎても運営予算が厳しくなるので、この辺の価格設定のバランスはこの価格が正解というのは一概にはいえないものがあるようです。

予算確保の取り組み

マスダ: 「低予算でも面白い舞台は面白いし」
イベントの運営費を捻出する方法にお客さんから入場料をいただくやり方とスポンサー(協賛)をつけるやり方と二つあります。小劇場においても協賛を募って運営費用を確保する方法というのはとられているようです。CCBにおいてはそれに加えてオリジナルのグッツ販売、出演者とのチェキ撮影やTシャツなどの販売も行なっています。
マスダ: 「お金だしてもらうってのはメリットとデメリットが」
スポンサーを募る場合は気をつけなければいけないことがあります。費用対効果という考え方です。スポンサーとしてお金を出す側の考えとしては単純に好きで活動を応援しているタイプと費用対効果という宣伝効果を求めている方の二種類存在します。スポンサーがどちらのタイプなのかを見極めるのは後々のトラブルを回避するためにとても大事なことのようですね。
作成者: 日下部幸夫(Becom株式会社)
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今後の舞台予定

「猿の覚醒ツアー、2019-2020」
  • <第18回公演> (そう、そこはいまも楽園。)
    • 2019年5月1日(水)〜5月5日(日)
    • 下北沢小劇場楽園
    • 脚本/演出:マスダヒロユキ(ルート33)

参考リンク